米国株、ギリアド・サイエンシズ決算 2016年第3四半期

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米国の企業 ギリアド・サイエンシズ Gilead Sciences(ティッカーシンボル GILD) が11月1日に第3四半期決算を発表しました。
ギリアド・サイエンシズはバイオテクノロジーメーカーで、HIVやC型肝炎用の薬を作っています。
ギリアド・サイエンシズの決算の内容を書きます。

主な業績

  • 内臓リーシュマニ症(visceral leishmaniasis)の診断と処置サービスを広げるためWHOに2億ドル相当の資金と薬を5年間にわたり提供するパートナーシップを結んだ
  • HIV(エイズ):ヨーロッパで予防用(PrEP)のツルバダが承認
  • HCV (C型肝炎ウイルス):ヨーロッパで最初の汎遺伝子型向け、Epculsaの投薬計画が承認

パイプライン:開発中の薬,(フェーズ3)と計画

薬の試験段階には3段階あり、フェーズ3は最後の試験段階です。

HIV エイズ

  • B/F/TAF:2017年第3四半期に48週試験終了予定
  • Descovy – 予防薬

肝臓病

HCV (C型肝炎ウイルス)

SOF/VEL/VOX:汎遺伝子型 NS3 タンパク分解酵素 反応抑制剤
2016年末までにアメリカに承認申請予定、2017年第1四半期に欧州に承認申請予定

HBV (B型肝炎ウイルス)

TAF (ヌクレオチド 逆転写酵素 反応抑制剤 ):アメリカとヨーロッパでフェーズ3が終わり申請中、
2016年末までにアメリカで承認予定。2017年第1四半期に欧州で承認予定

心臓血管:不整脈

Eleclazine (late sodium current inhibitor, 不整脈のナトリウム電流抑制) – 先天性LQT症候群 3型
2017年第2四半期にフェーズ3試験終了予定

血液学/腫瘍学

  • Idelalisib (PI3K delta 阻害剤) – 再発性/難治性 慢性リンパ性白血病(CLL)
  • Momelotinib (JAK 阻害剤) – 骨髄繊維症、2016年末までにフェーズ3終了予定。
  • GS-5745 (MMP9 mAb 阻害剤) – 胃がん

炎症/呼吸器

  • Filgotinib (JAK1 阻害剤) – 関節リウマチ
  • Filgotinib (JAK1 阻害剤) – クローン病
  • Filgotinib (JAK1 阻害剤) – 潰瘍性大腸炎

財務

売上

74億ドル、 マイナス10% vs.2015 売上は減少。不人気株の理由です。

C型肝炎ウィルス(HCV)向け製品

33億ドル ,売上の45%を占めています。 マイナス 31% vs.2015

地域別売上割合

アメリカ:68%、ヨーロッパ:19%, 日本:6%

HIV及び抗ウイルス剤

35億ドル, +21% vs.2015

開発費

9億ドル, +38% vs.2015, 非アルコール性脂肪性肝炎および肝細胞癌治療の新薬を研究するNimbus Apollo社買収の為、随分増えていますが、利益を圧迫するほどではありません

純利益

37億ドル, マイナス24%, vs.2015 , 純利益率は 50%です。

キャッシュ相当物

キャッシュと短期証券と長期証券の合計は310億ドル, 2016年第2四半期より +25%です。

株主への還元

フリーキャッシュフローの98%を株主に還元した。

配当

0.47$を維持。配当利回りは 現在 2.5%

自社株買い

2016年第2四半期に続き第3四半期も10億ドルの自社株買いを実施

2016年の見通し

  • 売上:295億ドル-305億ドル
  • EPS(一株当たり利益):1.47ドル-1.53ドル

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