ピーターリンチの株で勝つ 本の感想 個人投資家の優位点を学ぶ

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米国株を探す男性

ピーターリンチの株で勝つはよくおすすめされている株の本ですよね。
一体どんな内容なのでしょうか?

副題がアマの知恵でプロを出し抜けとあるように、
アマチュア投資家、投資家の方がプロの投資家よりも、しがらみが少ないため、株式投資に優位である。
それを生かして株式投資する方法が書いてあります。

伝説の全米No.1 のファンドマネージャー、プロの投資家であったピーター・リンチが個人投資家の優位性を説くのは中々、皮肉めいたところです。

文字はやや小さめで340ページもあり内容は非常に濃いですが、軽快な語り口で書いてあるため読みやすいです。

話があっちこっちに飛ぶので、話のポイントがどこにあるのかわからなくなることがあるのですが、各章のまとめがあるので助かります。

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けを読んだ感想を書きます。

アマチュアの強み

またアマチュアもプロの入手できる情報に差はないということです。

自分の得意な分野であれば、株価が上がってウォール街の投資家たちが気づく前に有望銘柄を発見できる可能性はいくらでもあるとのことです。

しかし、そんな中型小型の有望銘柄に気づくにはもっともっとアンテナを張ってなければいけませんね。
しかも米国の株であればなおさらです。

第1部 投資を始める前に

機関投資家の弱点

第1部で印象的だったのはプロのファンドマネージャーには非常に制約が多いという事でした。

その制約の多さから、中型や小型の株を買うことはできないのです。
結局買うことができるのは、株価つり上がったあとの大型の株。

一方 アマチュアは自分がいいとさえ思えば、買うことができる。

選択肢の数が全然違うのです。

自分のやり方でやる

株をやる人にとって必要な資質の一つに”自分で調べる”ことが挙げられています、

ほとんどの人は、株式投資より電子レンジを買うことの方に、より多くの時間をかけるのである

89ページより

自分もあまりできてませんね。

そして人真似はいけないとのことです。
何故なら人真似は失敗するからです。

第2部 有望株の探し方

この第2部がこの本の中枢をなすところです。

個人投資家は自分の強い分野を生かすことや一般消費者としての実感を活かすことでウォール街にいるトレーダーよりもいい銘柄を探すことができるとのことです。

しかし、多くの個人投資家は自分の強みを生かせていません。

一般的に言って、もし医者に質問すれば、医療関連株より石油株のほうにはるかに多くの投資をしていたことがわかる。靴屋の店主は製靴会社の株より航空宇宙株に、航空宇宙関連企業に働く技師は逆に製靴会社の株のほうに投資している。

111ページより

強みを生かせと、自己啓発書のようなことを言ってくるのです。

しかしいざ自分に当てはめてみると、自分の強みを生かせる投資先などあまり浮かばないのです。
特に仕事関連はそうですね。

ピーターリンチが好む株の条件が色々と書いてありますが、大きな特徴として注目されていない株であるということです。
注目されていない株が後から注目され人気がでることによって配当によるインカムゲインではなく、株価の上昇であるキャピタルゲインを狙うのです。
株価が10倍になる10倍株を狙えと書いてあります。

必然的に外れの株もつかむことになりますが、トータルで勝てばいいのです。

キャピタルゲインを狙うので投資先には成長が求められますから、
配当に重きを置き、配当を再投資する高配当株投資とは方向性の異なる投資法です。

普通の投資では敬遠される市況関連株、含み資産を持つ企業も投資の対象にしています。

投資の手法としては難しい方だと思います。

名著と言われるゆえんか

財務諸表で押さえておくべき、いくつかの項目がわかりやすく説明されています。
ここは是非とも抑えておくべきところだと思います。

また投資家が避けるべき株についての記載があります。
これはまさに株式投資市場で株を高値でつかまされないために知っておくべきことです。

第3部 長期的視野

ここではポートフォリオの組み方や株の買い時や売り時、暴落時の対応などが書いてあります。

特に株の売り時については細かく書いてあります。

ただそれをしっかりと理解するには企業の活動をしっかりとみていないとわからないものばかりです。

ピーターリンチは少なくとも1週間に1時間は株の調査に時間を進めよと進めているので、それだけの時間を使えばわかることなのかもしれませんが、それすらも自分には難しく感じました。

ちなみにその1時間は株価や配当の額を調べる時間は含まないということです。

最後に

全体的にはウォーレンバフェットと似た投資法です。ピーターリンチもこの本の中で投資手法はウォーレンバフェットと似ているとコメントしています。

ハイテクや派手な株を避ける投資手法です。

バフェットは一度買ったら永久保有する事を目標としていますが、ピーターリンチは株は上がったら売りもっと他にいい投資対象に資金を移動するというのが大きな違いです。

ボリュームが多い本なので時間をかけ丁寧に読んでほしい本です。


ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

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