
去年の末に米国の主要指標であるS&P500を上回るパフォーマンスを得るべく、”ダウの犬投資法”を自分なりにアレンジし高配当の大型株10銘柄を選びました。
過去記事:米国株、高配当株で構成するダウの犬、2016年用投資株と2015年の結果
10月6日時点のリターンを紹介します。
はっきり言って思ったよりずっといい成績です。
ダウの犬、投資法とは
ダウ10戦略は、ダウ平均構成銘柄のうち配当利回りが最も高い10銘柄をある年の12月31日に購入し、それらを翌年いっぱい保有し、12月31日になったらその時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替えるというプロセスを繰り返す。配当利回りが高い銘柄というのは、たいてい株価が低迷していて投資家に人気がない。そのため、ダウ10戦略はしばしば「ダウの負け犬」戦略とよばれる。
—–株式投資 第4版 著者ジェレミー・シーゲル159ページより引用
高配当株とリターン
2016年1月1日から10月6日時点までのリターンです。手数料と配当を含んでいます。
会社名 / ティッカーシンボル | 業種 | リターン | |
---|---|---|---|
エマーソン・エレクトリック | EMR | 電気部品 | 15% |
エクソンモービル | XOM | 石油&ガス | 13% |
IBM | IBM | ITサービス | 17% |
キャタピラー | CAT | 重機 | 32% |
ダウ・ケミカル | DOW | 化学 | 5% |
リヨンデルバセル・ インダストリーズ |
LYB | 化学 | △7% |
ベライゾン・ コミュニケーション |
VZ | 通信 | 11% |
シスコシステムズ | CSCO | 通信機器 | 21% |
ウォルマート | WMT | 小売り | 17% |
プルデンシャル・ フィナンシャル |
PRU | 保険 | 3% |
リターンの平均は13%
この10銘柄の平均リターンは13%です。
S&P500は7.3%。これはこれで結構いいですね。
とにかく高いパフォーマンスを誇ったS&P500を見事に上回ってくれました。
一番割安だと思っていたプルデンシャル・ファイナンシャル
購入時に、一番割安だと思っていたプルデンシャル・ファイナンシャルがようやく黒字になりました。
この株が高いパフォーマンスを発揮してくれると自分としてはすごく満足できるんですがね。
大健闘のキャタピラー
キャタピラーが+32%。まさかキャタピラーの株価がこんなに値上がりしてくれるとは思いもしませんでした。
やはり10個も株を持っていれば一つは予想以上に跳ね上がるもんなんです。