米国、バイオ株スキャンポ、転換社債発行で株価一日で20%急落

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私が保有する米国株のスキャンポの株価が12月21日に一日で16.7ドルから13.3ドルまで一気に落ちました。
一日でマイナス20%です。
理由としては直前に発表されたニュースリリースによるものだと思われます。
ニュースリリースの内容は転換社債の発行でした。

スキャンポのニュースリリース

以下はスキャンポのニュースリリースを一部和訳しました。

12月19日スキャンポ , Sucampo Pharmaceuticals, Inc. (ティッカーシンボル NASDAQ:SCMP)は市場価格と他条件で元本2億2500万ドルの転換可能な満期2021年の優先債券(Senior Note)、を私募で機関投資家に提供する予定であると発表した。

スキャンポはまた、債券の最初の購入者に、追加で3375万ドルの元本金額の債権を購入する13日間のオプションを付与する予定です。これはオーバーアロットメントの対策です。

これはスキャンポの無担保上位社債で半年遅れの利子が付きます。この社債は、保有者の選択で、スキャンポのクラスA普通株に転換されます。利率と初期の転換レート、初期の効果のある社債の転換価格と他の条件は社債発行と値付けの際に決められます。

スキャンポは現在、社債の売り上げのすべてを手持ちのキャッシュと同時に使う予定です。社債発行完了と同時に上位担保信用供与、全ての未払いの利子付き,期限前払いプレミアム、を全額返済するためです。社債の売り上げの残りは通常の会社の目的に使用します。

以上 和訳終わりです。

転換社債が発行されると株価は何故株価は下がるのか

なぜ転換社債が発行されると株価は下がるのかというと、社債として発行された債権が株に変換されるということは発行株式数が増えるからです。発行株式数が増えると当然現在の発行済みの株の価値が下がります。

バランスシートはどのように変わるのか

とはいえ、20%も株価が下がるのが妥当なのかどうか今一よくわからないので、転換社債が発行されバランスシートがどのように変わるのか考えてみました。

スキャンポ_転換社債によるバランスシートの変化

スキャンポ_転換社債によるバランスシートの変化

単位はMil $=100万ドルです。

こうしてみると現在の有利子負債 219 百万ドル, 2億1900万ドルの負債が転換社債で得た2億2500万ドルで消されることがわかります。

転換社債がどれくらいの株数が増えるのか

これは、今の段階では全然わからないのですが、仮置きして考えてみます。
12月30日時点の株価が13.6ドルです。
225百万ドル分の社債が発行されます。わかりやすく、株価が22.5ドルを超えたとき時に株式に変換できると仮定します。そうすると1000万株が新規で増えることになります。
スキャンポの発行株式数は、4300万株、2016年Q3の純利益は80億9200万ドル
1000万株増えると5300万株です。
単に発行株式が増えると

    • 2016年Q3 EPS 0.19$に対し

,

  • 新規株式発行後 : EPS 0.15$

EPSはマイナス20%です
今回の株価の下落20%と偶然にも合致しています。

と、この記事を書いている間に新しいニュースリリースが出ましたのでそれを読むことにします。

参考書籍

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