ギリアド サイエンシズの株価 反発の兆しが見えてきました。

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錠剤

バイオテクノロジー株として一世を風靡したギリアド サイエンシズ。
薬を開発する会社です。

ギリアド サイエンシズ ,Gilead Sciences, ティッカーシンボル GILD について調べました。

株価、事業内容、10年分の売上, EPS、配当、純利益、そして株価の割安度。
主な薬や、開発中の薬を紹介します。

私自身はギリアドの株を2015年12月から購入を始めました。
その後も、株価が安くなったら買う、いわゆるナンピンを続けていますが、トータルリターンはマイナス20%くらいです。
今は潜伏の時期と今後に期待しています。

株価

現在の株価

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株価の推移 3年と10年

ギリアド サイエンシズ株価3年チャート 2015年~2017年末 2018年1月5日時点

株価3年チャート 2015年~2017年末 2018年1月5日時点

ギリアド サイエンシズ株価10年チャート 2008年~2017年末 2018年1月5日時点

株価10年チャート 2008年~2017年末 2018年1月5日時点

株価チャートはマネックス証券のツールトレードステーションより

2015年の9月をピークにゆっくりと下降しています。ヒラリークリントンの薬の価格が高すぎるという発言からです。
2017年の6月からやや反発の兆しが見えます。

事業内容

1987年に米国カリフォルニア州フォスターシティに設立され、現在世界30ヶ国以上で事業を展開。
医療ニーズが満たされていない領域への挑戦を続けるバイオファーマ企業。
HIV/AIDS、肝疾患、血液がん・固形がん、循環器系疾患、炎症性疾患・呼吸器系疾患などの治療薬を開発、商品化。

売上、利益、EPS, 配当 10年分

年度 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
売上
[10億ドル]
 4.23  5.34 7.01 7.95 8.39 9.70 11.2 24.9 32.6 30.4 25.7
純利益
[10億ドル]
 0.964 0.958 2.64 2.90 2.80 2.59 3.08 12.1 18.1 13.5 4.63
EPS 0.84 1.03 1.41 1.66 1.77 1.64 1.82 7.38 11.9 9.94 3.51
配当[ドル]/株  0 0 0 0 0 0 0 0  1.29  1.84 2.08

EPS: 一株当たり純利益[ドル]
ギリアド・サイエンシズ米国サイトより作成。

売上
10年間で売り上げ規模を6倍にしました。
2014年からC型肝炎の薬の売り上げが急増。
その後の売り上げは減少傾向にあります。
米国での売り上げが70%を占め、欧州での売り上げは18%を占めます。
純利益
純利益率が10%以上もある企業です。
配当
無配の時期が長かったですが、配当を2015年から開始。

2018年ガイダンス

売上:20-21[10億ドル]

株主還元

ギリアド・サイエンシズは株主還元に積極的で、Nasdaq バイオテクノロジー指数の中央値の約2倍を株主に還元しています。

2012年からの過去5年間で発行済み株式の約21%を自社株買いを実施しました。

過去5年間で330億ドルを株主に還元してきました。

2017年はフリーキャッシュフローの33%を株主に配当と自社株買いで還元。

多くの企業では自社株を購入するとTreasure stock(金庫株)としてバランスシートに残ります。
しかしギリアド・サイエンシズは自社株を購入後にすぐ償却するのでTreasure stockがバランスシートにはありません。

2018年第1四半期の配当は前年から10%増加になります。
80億ドルの自社株買い予定があります。

株価評価

PER
22.8
PSR
4.0

2018年2月12日時点の数字です。

近況

2017年第4四半期決算よると、

  • 2017年の10月にKite(カイト)社を買収しました。
    がんに有効とされているキメラ抗原受容体T細胞( CAR-T)を用いた細胞療法を持つ会社です。
    これにより細胞療法としてのリーダーとしての地位を確立することになります
    収益への影響は2020年以降?
  • 2017年12月にCell Design Labを買収、これにより次世代細胞療法をさらに探求
  • Yescartaが米国で承認。再発もしくは2回以上の全身治療を施しても治らない、large B-cell lymphoma(大細胞型B細胞リンパ腫?)向けの成人用の薬です。
    欧州でも2018年の上半期で承認予定
  • 中国でC型肝炎ウイルス(HCV)治療薬のソバルディが承認されました。2年以内にC型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス,HIV用の6種類の薬が承認される可能性があります。
  • C型肝炎用の薬の2017年第4四半期売り上げは前年の約半分でした。2018年通期のC型肝炎用の薬の売り上げは2017年の半分以下になる見通し。目を疑いました。
  • HIV用の薬Bictegravir (BIC)/F/TAFが2018年第1四半期に立ち上がり予定

主な薬

ギリアド・サイエンシズの主な薬
用途 薬名 主な成分 承認年 備考
 C型肝炎ウィルス HCV ハーボニー Harvoni レジパスビル /
ソホスブビル
2014  STR 1日1回1錠
Epclusa ソホスブビル /
Velpatasvir
2016  成人向け、
全遺伝子型向け
STR 1日1回1錠
ソバルディ Sovaldi ソホスブビル 2013  1日1回
Vosevi ソホスブビル /
Velpatasvir /
Voxilaprevir
2017  全治療不成功例向け
 HIV Genvoya テノホビル アラフェナミドフマル酸塩(TAF) 2015
ツルバダ Truvada emtricitabine /
tenofovir disoproxil fumarate
2004/2012(予防薬として) 1日1回1錠 他の抗レトロウィルス薬と一緒に
Atripla efavirenz /
emtricitabine /
tenofovir disoproxil
 2006
 Descovy  emtricitabine /
tenofovir alafenamide(テノホビル アラフェナミド),
F/TAF
 2016  成人と12歳以上
他の抗レトロウィルス薬と一緒に
Odefsey  rilpivirine /
emtricitabine /
tenofovir alafenamide(テノホビル アラフェナミド) ;
RPV/FTC/TAF
 2016  抗レトロウィルス薬未投与の成人と12歳以上
 HIV & B型肝炎ウィルス (HBV) Viread  tenofovir disoproxil fumarate  2001(HIV用)/2008(HBV用)  1日1回
HIV  Complera  emtricitabine/
rilpivirine/
tenofovir disoproxil fumarate
 2011  1日1回1錠
HIV Stribild elvitegravir /
cobicistat /
emtricitabine /
tenofovir disoproxil fumarate
 2012  成人、治療未経験者向け
1日1回1錠
インフルエンザ タミフル 1999

ギリアド・サイエンシズの投資家向け情報をもとに作成

概要を知るためにギリアドサイエンシズの主な薬をまとめました。

私は医療関係者ではないのであまり詳しいことはわかりませんが、上記の病気の中でも様々な種類があり、その為に多くの薬の種類があるようです。

開発中の薬 フェーズ3のパイプライン

製品化間近のフェーズ3段階にある開発中の薬のラインナップです。
あまり注目されていませんが胃がんの薬も含まれています。

フェーズ3のパイプライン
病名 薬名 時期 イベント
HIV B/F/TAF 2018Q1  アメリカで承認
Descovy 2019Q2  PrEP(予防薬)としてのフェーズ3終了
NASH
非アルコール性脂肪肝炎
Selonsertib ASK-1阻害剤
(GS-4997)
2018Q1 STELLAR4フェーズ3試験への登録完了
炎症/呼吸 Filgotinib:JAK1阻害剤 2018Q2 潰瘍性大腸炎 (UC:Ulcerative Colitis)フェーズ3試験の中間無益性解析
2018Q2 関節リウマチ (RA : Rheumatoid Arthritis), FINCH 1 study(フェーズ3)への登録完了
 2019,2H クローン病 (Crohn’s Disease) diversity試験への登録完了
血液学/腫瘍学 Axicabtagene ciloleucel 2018Q1 2nd line DLBCL (ZUMA-7)でフェーズ3のピボタル試験試験開始
 2018,1H  アグレッシブ悪性リンパ腫(NHL),EUで承認
Andecaliximab
(MMP9 mAb阻害剤)
胃がん

Q1:第1四半期,  1H:上期

ピボタル試験:主試験、中枢的試験などとも呼ばれ、臨床試験などで、後の治療を変えるような重要な中枢となるスタディ
製剤機械技術学会より

細胞療法:は患者さん自身の免疫細胞を利用し、がんと闘う療法 ギリアドサイエンシズ プレスリリースより


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